シーリングとは、水密性や気密性を得るために目地を充填することで、シーリングに用いる充填材のことをシーリング材といいます。
家屋のシーリング工事では、サイディング等の貼り付け材の外装の目地（継ぎ目）にシーリング材を充填し防水します。また温度や湿度の変化によって伸び縮みしたり、あるいは地震や風圧によってたわんだり位置がずれて部材が相互にぶつかりあうのを防ぐ役割もあります。
丁寧なシーリングを行うことで、見た目だけでなく建物自体をいためることなくいつまでもきれいに長持ちさせることができます。
【作業工程】
- シーリング打設前の確認。（ボードが濡れていないか。天候や気温。）
- 目地のほこりや汚れを刷毛やウエスで清掃。
- 目地の形状を確認。
- 三面接着防止剤をセット。（三面接着により目地底が密着し伸びずに剥離するのを防止。）
- マスキングテープを目地際に隙間なく張る。
- プライマーを塗布。（接着性の向上、シーリング材からの液状成分の移行防止など。）
- シーリング材の有効期限、季節区分を確認。
- シーリング材を充填。（空気が入らないようにしっかりと打ち込みます。）
- へら押さえ、へら仕上げ。
- マスキングテープをはがす。
- 付着したシーリング材やプライマーをウエスでふき取り、完成
9-1.へら押さえ
9-2.へら仕上げ
4.三面接着防止剤
5.マスキングテープ
6.プライマーを塗布
8.シーリング材充填
10.テープをはがす
11.完成
（資料提供：サンライズMSI株式会社）
【施工事例】
[施工事例 1]
シーリング打ち替え
- Before
劣化した既存シーリングの撤去。
- 作業工程
既存シーリング撤去。
- 作業工程
清掃後、マスキング(紫色のテープ)し、プライマーを塗布。
- After
シーリング材を充填し完成
[施工事例 2]
タイル張りとシーリング（コーキング）打ち替え
玄関周りの外壁を張り替え（タイル張り）、既存の外壁（ベージュ部）やドアとの境界部分のコーキングを施した外壁リフォーム工事。
玄関ドアの両サイドの外壁を張り替えた最小限のリフォームで、全体が美しく感じられる仕上がりです。
- Before
境界部分のコーキング前の写真。
タイル張りは完成済み（ドア左側外壁）。
- After
完成（ドア右側外壁）。
- After
ドアとの境界部分のコーキング仕上げ。
- After
既存の外壁（右ベージュ部）との境界部分も美しく違和感のない仕上がり。
[施工事例 3]
戸建て住宅外壁のシーリング打ち替え
施工前
既存シーリング撤去
養生
プライマーを塗布
シーリング材を充填
へら仕上げ
完成
[施工事例 4]
サッシとの境界のシーリング打ち替え
施工前
既存シーリング撤去
養生
プライマーを塗布
シーリング材を充填
へら仕上げ
完成
[施工事例 5]
M様邸
無事に施工が完了し、お客様からお喜び頂いております。この度は誠にありがとうございました。
メンテナンスにつきましても、今後しっかりと対応させて頂きます。
施工前：シーリングカートリッジ荷姿
施工前
既存シール撤去
新規プライマー塗布
新規シール打ち
完了
